代表者挨拶
我が国経済は、コロナ禍からの経済活動正常化の動きが続いていることから、雇用・所得環境の改善が続き、企業収益が高水準で推移する中、内需の柱である個人消費や設備投資が増加傾向で推移するなど、緩やかな回復が続いていますが、エネルギー価格の高騰等の影響による物価高もあり、景気回復を実感できるようになるには更なる賃上げが求められるところです。
さて、我々の独占業務である監査業務も企業の業務内容が複雑となる中、会計基準の改正等による新たな会計基準の導入や会計上の見積り等に関する判断の複雑化が進んでいます。また、非営利事業体の制度の中にも監査制度の導入が進み、更に財務諸表監査以外の保証業務のニーズも増加するなど、社会からの期待を背景に、業務の範囲が多様化しています。
このような近年の経済・社会環境の変化の中、公認会計士が担う役割の広がりや働き方の多様化に積極的に対応し、企業の中長期的な企業価値の向上やサスティナビリティといった課題解決に貢献して参ります。
統括代表社員
公認会計士
吉井清信